ストレスを感じると便秘だけでなく、下痢をしてしまうのはナゼか どうにかしたい!「お腹のトラブル」

ストレスを感じると便秘だけでなく、下痢をしてしまうのはナゼか

以前の「過敏性腸症候群と自律神経の関係」でIBSと自律神経の関係を書きましたが、実は個人的に前々から疑問に感じることがありました。

それは・・・「緊張状態で交感神経が優位になると便秘になるのは分かるけど、下痢になるのは分からない」ということです。

そこで「ストレスによってナゼ下痢になるのか」をまとめてみました。

ものすごい大雑把な説明になってしまいますが・・・
交感神経が優位になると内臓の動きが弱まり副交感神経が優位になると内臓は活発に活動するので、交感神経が優位ならば便秘になりやすい」ということです。

交感神経が優位でも下痢になる理由

  • 「交感神経は胃腸の活動を鈍らせ、副交感神経は胃腸の活動を活性化させる」働きがある自律神経
  • ストレスによる緊張で交感神経が過剰に活発になると、体の防御反応として副交感神経を無理に活発化させてしまう
  • 一気に活発になった副交感神経の影響で下痢をしてしまう
  • IBS症状がある人は交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが急激すぎるので下痢や便秘を繰り返してしまう

その他のストレスによる下痢の原因

  • ストレスを感じると腸から「セロトニン」が分泌され、腸の蠕動運動に影響を与えてしまうことで下痢をしてしまう
  • 長くIBS症状が続くと通常よりも腸の神経が過敏に反応しやすくなり、少しの刺激(便の量が少ない時)でも便意を感じて下痢をする

ストレスと下痢についてもう少し解説

この記事は「腸の動きを鈍らせる交感神経がストレスによって優位になり、便秘症状が起こることは想像ができる」が、「緊張状態で交感神経が活発になれば胃腸は活動が弱まるはずなのに、なんで下痢をしてしまうのか分からない」というフトしたギモンから調べてみようかと思ったのがキッカケでした。

ですが実際のところ「確実なメカニズムは分かってない」というのが本当ところかもしれませんし、「交感神経やら副交感神経なんてよく知らないよ」という人が私を含めて多いと思います。

なので体の中で起こっている詳しいメカニズムは頭の良いお医者さんに任せるとして、
簡単な流れを言ってしまえば「気持ちのバランスが急激に変化すると腸の運動異常が起こる」とか「緊張=トイレに行きたい、という流れが体にできあがってしまっている」ぐらいの解釈でいいんじゃないでしょうか。
(・・・自分から調べておいてなんですけど・・・)

ストレスで下痢
なので急な緊張状態になることを避けるためにも「日々のストレス解消」や「物ごとをポジティブに捉える」よう心がけたり、少しの腸への刺激で過剰に痛みや便意を感じてしまうケースでは「できるだけトイレを我慢してみる」というのも便意に対して鈍感になるための有効なIBSの症状対策になると思いますよ。

そしてセロトニンの影響で下痢をしてしまうのならば、その流れを遮断してくれる「イリボー」を使う(男性限定ですが・・・)などの方法もあるので、穏やかに生活して心のバランスを整えたり、自分の症状に合わせたお薬を活用して上手いこと症状緩和を目指しましょう。

※関連記事→処方薬:「イリボー」

自分の中から勝手に湧いてくる「下痢になる不安によるストレス」なんかで苦しめられるのなんてバカバカしいですからね。


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