IBS下痢型ならば「朝食抜き」で下痢対策 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

IBS下痢型ならば「朝食抜き」で下痢対策

朝食を抜く」ということに多少の抵抗感がある人もおられますよね?
ですが過敏性腸症候群などの習慣的な下痢でお悩みならば、朝食を抜くことによるメリットもいろいろとありますのでいくつかご紹介したいと思います。

朝食抜き生活のメリット

  • 朝食を抜くことで胃腸を休める時間(12時間程度)が簡単に確保できる
  • 胃腸の調子が悪いと自律神経の乱れにつながるので胃腸を休める時間はとても大切
  • 胃腸を休ませることでIBSの原因の1つである小腸内の腸内細菌対策ができる
    ・関連記事→「IBSを含めた下痢症状とピロリ菌の関係
  • IBS下痢型の人は朝食を食べると「胃・大腸反射」という体の反応が大きく出て、強い便意や腹痛を感じてしまう
  • IBS便秘型の人ならば逆に朝食を食べて「胃・大腸反射」を利用して排便を心がけることが大切
  • 午前中の仕事や家事をする上でも空腹の方が頭に血液が回りやすい
  • 「1日3食」は成長期の子どもに向けた目安なので大人ならばそこまで3食にこだわる必要はない
※あくまで朝食を抜くことで朝の下痢症状が出にくくなったり、胃腸を休める時間が作れる方法の1つなので「IBS下痢型の人は絶対に朝食を食べてはイケナイ」というわけではありませんよ。

朝食抜きについてもう少し解説

私達は「朝食を食べないと体に悪い」というイメージが染み付いてしまっているのではないでしょうか。

朝食を食べていない人も「朝に食べる時間がないからしょうがなく食べていない」というケースが多いと思いますが、実際のところ「無理してまで朝食を食べる」ということはせずに生活したほうが下痢対策としては良いことがあります。

というのも朝食を抜くとその日の昼食までの時間は胃腸を休ませられるので、仮に昨晩に遅めの夕食を食べたとしても次の食事までの時間がかなり空くこととなります。
このような「胃腸の状態を整える空腹の時間を長く作れる」というのは普段に3食きっちりと食べているとナカナカできることではないのでとても大切なことなんですよね。

朝食抜き
それに通勤・通学途中の電車で突然の腹痛が起きるという人は、朝はトイレにゆっくり入る時間が確保しにくいのに、朝食によって腸が動きだしてしまったことが原因となる場合もあるので、胃腸に余計な刺激を与えない朝食抜きはひとつの下痢対策となるのではないでしょうか。

逆に便秘でお困りの方は「起床後に冷たい水をコップ1杯飲んだり、朝食を食べること」で胃腸の動きを活発にしてからトイレに入って排便するという習慣を付けることが便秘対策には必要ですよ。

ちなみに皆さんの中には「満腹状態になってエネルギーを補充してから仕事や家事などの活動を始めたい」と感じている人も居ると思いますが、食事の後に眠くなることからもわかる通り、胃に食べ物が入ってくると消化のために胃や腸に血液が集中して頭がボーっとしてしまうのでバリバリ活動するのならばむしろお腹が空いている方が良いということになるんですよ。

私は基本的に朝は時間に余裕を持って起きてから朝食を食べ、「そのあと襲ってくる腹痛」もしっかりと乗り越えた後に外出することが多いですが、ときどき朝食を抜くと午前中は体が軽くで動きやすいとは感じていました。
(ただ空腹に耐えるのが少しツラいですよね・・・)

もちろん朝食をぬいてみたら午前中は空腹でフラフラになった・・・ということならば朝食は食べるべきですが、無理に食べて下痢をしてしまうという人は一度朝食を抜いてみてどんな感じになるのかを体験されてみるのも良いと思いますよ。


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