お腹にできる「しこり」について どうにかしたい!「お腹のトラブル」

お腹にできる「しこり」について

自分のお腹をなんとなく触っていたら「なにかしこりのようなものが感じられた…」なんて時にはドキッとしてしまいますよね?
そこで今回は腹部のしこりについて少しだけ取り上げてみたいと思います。


お腹部分の「しこり」について

  • お腹部分の「しこり」には…「皮膚の表面にできる脂肪腫(脂肪が固まったもの)や粉瘤(ふんりゅう:老廃物が皮膚の下に溜まった状態)」「体の内部にできる内臓の炎症や腫瘍などがある
  • 脂肪腫や粉瘤はそれほど気にする必要はないが、症状が悪化した場合(痛みや炎症がある時)には皮膚科や形成外科に相談しましょう
  • お腹を手で触った時に「お腹の上部にしこりのようなものが感じられた場合は、胃・肝臓・すい臓」「下腹部のしこりは、大腸や子宮」のトラブルが考えられる
  • 一番の心配事である「内臓にできてしまった悪性の腫瘍(ガン)」に関しては…「触れるほどのしこりがあるときにはかなり進行してしまっている」ことがあるため、その他の症状(血便・高熱・貧血・強い脱力感など)も同時に強く出ているかどうか総合的に判断をする必要がある
  • 「便秘」や「消化管のガス溜まり」がしこりのように感じることもある
  • お腹のしこりをチェックする際には、「仰向けに寝てお腹の力を抜いた状態」で両手の指先でゆっくりと押しながら調べる

もう少し解説


皮膚の表面にできるしこりにしても内臓部分にできるしこりにしても「しこりがあるから何か重大な病気なんだ!」と決めつけてしまう必要はなく・・・
しこりの「大きさや固さ」、「痛みの有無」、「サイズや状態の変化」などを見て冷静に判断することが大切のようですね。


皮膚の表面にできてしまう「脂肪腫」に関しては、簡単に言ってしまえば「脂肪の塊」でして・・・
通常はそれほど大きな問題のない良性の腫瘍ではあるんですが、「急に大きくなりだした」とか「見た目がどうしても気になる」、「サイズがかなり大きい(5cm程度が目安)」という場合には簡単な手術によって取り除くことができるようなのでまずは皮膚科などで相談されることが良いと思います。

それと、人間の体(皮膚)は新陳代謝などによって常に変化し続けているので、どうしても老廃物が溜まってしまい、これらの老廃物が皮膚の真下で袋状に溜ってしまうことが原因となる「粉瘤(ふんりゅう)」は顔・首・背中・おしり部分にできることが多いようですよ。

粉瘤の特徴としては「しこり部分に小さな穴が空いている」ことが多く・・・この穴から細菌が入り込み、「炎症を起こし膿が出だしたりしてしまった」という場合にはお早めにお医者さんに相談しましょう。
(病院での治療は「抗生物質の処方」だけでなく「外科手術によって老廃物を取り除く」こともあります。)

このように体の表面にできるしこりはまだ「安心感がある?(…というと語弊がありますが)」反面、体の内部にできたしこりというものは目に見えない分だけ不安感がありますが・・・
こちらのケースでは「内臓の軽い炎症や良性の腫瘍」や「便秘やガス溜まり」なんて原因が考えられるので「しこり以外の体の不調」なども自分なりにしっかりと確認しておくことが必要となります。


・・・もちろん、「しこりによる重大な病気が隠れている可能性」もありますので、しこりの場所によって「胃腸科・婦人科」などの専門機関で検査をしてもらうことも大切ですよ。
(お医者さんに相談してしまえば、「問題があればすぐに治療してもらえるし、問題がなければ安心できる」ことになりますからね♪)

とにかく、もしお腹にしこりが見つかったら「しこりの状態や体調の変化」のチェックを忘れずに、どうしても気になるのなら早めの行動をこころがけましょう。


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