ジェネリック医薬品ってなに? どうにかしたい!「お腹のトラブル」

ジェネリック医薬品ってなに?

病院に行ってお薬を処方してもらうときに「ジェネリック医薬品にしますか?」なんて聞かれたことがある方は結構おられるのではないでしょうか?
そこで今回は、最近・・・というか、かなり前からだんだんと浸透しつつあるジェネリック医薬品について少し取り上げてみたいと思います。

ジェネリック医薬品について


  • もともと私達が服用している薬は莫大な金額(数百億円)と長い期間(10年以上)をかけてやっと製品化されている
  • そのため開発した企業は6~10年間は独占してその薬を販売することが可能
  • ジェネリック医薬品とは、その独占期間が終了した後に他の企業が同成分が配合されたお薬を販売できるように解禁されたお薬(そのために「後発医薬品」と呼ばれている)
  • ジェネリック医薬品は、1から薬を作るための開発費などがかからないことから価格を安く設定して販売することができる(約4割ぐらいの価格)
  • ただ「同成分」で「価格が安い」というメリットはあるにしても、「主成分以外は違う場合がある」ので注意。
  • 「主成分が同じなら効果が全く同じだ」ということではなく、「体の中で効果が発揮される時間」が変わってくるケースがある(結果的に「効き目」や「副作用」が違うこともあり得る)
  • 日本では海外に比べてジェネリック医薬品の使用割合が低く、これからは医療費の削減のためにこの割合を増やそうという動きがある
  • ジェネリック医薬品は、お医者さんで「使用するかどうか?」と聞かれたり、お薬を処方してもらう薬局で薬剤師さんから「ジェネリック医薬品に切り替えるかどうか?」を聞かれた上で、私達が使うかどうかを判断する必要がある

もう少し解説


お医者さんからだけでなく、テレビのコマーシャルでも「ジェネリック」という言葉を聞くことって最近増えましたよね?

世界的にはどんどんと普及しているジェネリック医薬品は、今まで発売されていたお薬(先発医薬品)と比べても「体に作用するための主成分に違いがなく、金額も低い」となると、「ジェネリック医薬品はメリットしか無い」と感じてしまう人もおられるかもしれません。

とはいえ、あくまでも「主成分が同じお薬」だということは忘れてはいけないポイントでして・・・主成分以外の成分に違いがあるだけで効果に差があらわれたり、添加物によるアレルギー症状もいちおう気に留めておく必要はあると思います。



・・・と、ジェネリック医薬品について気をつけておきたい点を挙げましたが、日本人の私達が日本で処方されたお薬であるのならばキビシイ審査を通過して流通しているものなので、過度に避けることはせずに「自分が普段服用している薬に置き換わるジェネリック医薬品がある」場合は積極的に試してみることは個人的には大切だとは思いますよ。
(もちろん、実際にジェネリック医薬品に切り替えてみて「効き目が今までの薬と違う気がする」という場合にはすぐにでも、お医者さんや薬剤師さんに相談することしてくださいね。)

日本ですと「ジェネリック医薬品により支払う料金が安くなる」という点に関しては海外ほどは大きな恩恵を受けられない(保険制度がしっかりとしているため)ことや、「なんとなく品質に不安がある」という理由から普及が遅れていますが、国からしても医療費を削減して社会保障費を抑えることを狙っていることから、これからはどんどんと私達の生活に馴染んでくるジェネリック医薬品についての正しい知識を知って皆さんも賢く服用されてみることをオススメいたします。


0 件のコメント: