「下痢のツラさ」と「便秘のツラさ」 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

「下痢のツラさ」と「便秘のツラさ」

体質的に下痢や便秘になりやすいという人は多いですよね。
体質的なものならば「下痢になりやすい人は下痢が続き、便秘の人は便秘が続く」ということがほとんどですが、過敏性腸症候群では「下痢と便秘を繰り返す」という人も中にはおられるので、「下痢と便秘でツライのはどっちか?」ということが気になったので少し取り上げてみたいと思います。

下痢のツラさ・便秘のツラさ


  • 下痢のツラさは「腹痛」や「いつ便意が襲ってくるのか分からない不安感」、「万が一にも漏らしてしまった時の対処や周りの目」がツライ
  • さらにトイレに頻繁に行きたくなることで、生活範囲が狭くなったり行動に制限ができてしまう
  • 便秘のツラさは「腹痛」はもちろん、「お腹の張り」や「残便感やトイレでイキんでもでないことへのストレス」がツライ
  • 下痢・便秘になることで腸内環境が悪化しやすいが、便が腸に長く留まることから「便やガスのニオイ」は便秘の方が強くなる
  • 同時に便秘は腸内での異常発酵したニオイが血管を通って全身を巡って、「体臭や口臭」の原因にもなってしまう
  • 体の健康面から言えば、「悪いものを外に出してくれる下痢」のほうが便秘よりもどちらかといえば問題が少ない
  • 下痢と便秘を両方体験した人からすれば、下痢のほうが生活に支障が出やすいので大変な思いをされているケースが多い

もう少し解説


私は長い間下痢で悩んでいるので「どっちがツライ?」かと言われれば迷うことなく「下痢」と答えてしまいますが、便秘で苦しんでいる人からすると「排便が楽にできることが羨ましい」なんて感じている人もおられるかもしれませんよね。

そこで、上に挙げたような下痢や便秘の特徴を客観的に見てみたところ・・・やっぱりどちらかといえば「下痢の方がツライ」んじゃないでしょうか?

もちろん便秘による腹痛や不快感を私はあまり体験したことがほとんどありませんけど、下痢が続くことで「朝のトイレ内ですでに疲れてしまいヘトヘトになりながら外出する」とか「トイレがないことへの不安感」や「漏らしてしまうことへの恐怖感」はかなりのストレスとなるので下痢の人のほうがツライ体験を多くされていると思います。
(便秘でもトイレでかなりの体力を使いそうですが…)

ちなみに過敏性腸症候群は下痢にも便秘にもなる病気なので、もし「今から便秘型のIBSになりたいか?」と聞かれれば・・・個人的にはそうなりたいとも思ってはいません。

これは、私はほとんど便秘はしないとはいっても年に数回は「便があまり出ない日」というのがあって、その日の「お腹に爆弾を抱えているような不快さ」はものすごい不安で外出もままならないことがありますので、「家では下痢でも良いので外出先で腹痛が起きない」というのがIBS症状の中では一番恵まれている・・・というと少し変ですが、まだマシな症状なのではないかとは感じてます。

ですので「下痢には困っているけど便秘も避けたい」私からすると、現状で行っている「できるだけ家でしっかりと便を出してから下痢止めなどを使用して便意を抑えている」というのは、理想的ではないにしろストレスの溜まりにくい対策法ではあるんですよね。



・・・とにかく「下痢と便秘のどっちがツライのか?」というお話に関して言えば、「他人の痛み」は完璧に理解することはできないので、結局は「自分が悩んでいる症状の方がツライ」ってことなんですね・・・結論としてこれで良いかどうかは別にして。

それにしても下痢と便秘を繰り返されている過敏性腸症候群の「交代型」のかたは両方のツラさを体験をしているので大変だとは思います。

交代型の人は、「腸を刺激しすぎない食生活」や「コロネル」などの便を整えるお薬、そしてストレスケアが基本的でありながら大切な対策法なので、これらのことを心がけて症状緩和を目指しましょうね。


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