ためしてガッテンで「便失禁」特集! どうにかしたい!「お腹のトラブル」

ためしてガッテンで「便失禁」特集!


NHKの「ためしてガッテン」で便失禁について取り上げられていましたね。
私もしっかりと録画してチェックしてみたので少し自分なりにまとめてみました。

放送内容の自分なりまとめ


  • 加齢とともに肛門の機能が低下して便失禁は起こりやすい・・・
  • ・・・が、お年寄りだけでなく若い人でも便失禁で悩んでいる人とても多い
  • 比較的若い人は「急に便をもよおして間に合わないケース」が多く、お年寄りでは「漏れていることに気がつかない状態で便失禁してしまうケース」が多い
  • 便が漏れてしまう状況だけでなく、「液状便と固形便」の違いもある
  • 肛門直前の腸(直腸)に便が溜まると肛門の筋肉が自動的に緩んでしまうが、勝手に緩むのは内肛門括約筋という筋肉だけで、その周りにある外肛門括約筋は自分の意志で閉じることができるので我慢ができる
  • 肛門から出ようとしているのが「便なのかオナラなのか?」を判断するセンサーも体には備わっている
  • これらの「2つの括約筋」と「センサー」が上手いこと働くと便失禁はしにくくなる
  • 外肛門括約筋とセンサーは老化すると衰えていってしまうので、「加齢による便失禁」はこの2つが原因
  • 加齢による便失禁は「下痢でも便秘でも起こりやすくなってしまう」ので、「便をゲル状にするポリフルやコロネルといった過敏性腸症候群用の処方薬」で便の硬さを調整する方法が即効性があって有効
  • 10代の若い人や中年の便失禁は「外肛門括約筋が切れてしまって本来の力を発揮できない」ことで起こることがある
  • 女性は「外肛門括約筋が男性よりも弱い」ことや「出産」により傷が付きやすい
  • 肛門括約筋を治すには手術が必要で、まずは肛門科を受診
  • 病院に行く際には排便障害」という言葉で受診すると、「便漏れ」などよりも抵抗感が少なく自分の症状を伝えられる
  • とにかく肛門の「閉じる力やスピード」はスゴイ!

ためしてガッテンを見た感想

ためしてガッテンはスタジオの独特な模型などで楽しみながら体の悩みなどの対策法がわかるので素晴らしい番組ですよね。

「便失禁」に関しては、過敏性腸症候群で長年悩む私からしても大きな関心ごとなので食い入るように番組を見た内容を上にまとめてみましたが、箇条書きにしてしまうと少し分かりにくかったかもしれませんね・・・

とにかく、一般的に便失禁は「40~50代ぐらいまでの年齢ならば肛門括約筋が傷つくことで起こり」、「高齢者は肛門の機能が衰えることで起こる」ようなのでそれぞれ対処法に違いがあるようですよ。

ただ、若い人に関しては「肛門括約筋を元に戻す手術」が治療法として挙げられていましたが、個人的には「手術で治す」っていう方法だけを提示されるのもどうかなぁ・・・とは感じてしまいました。

とはいえ、若い人の便失禁でも「便の状態」が大きく関係しているので下痢はもちろん、便秘によって便が腸内に溜まり続けるとリスクが高まることから「高齢者対策として挙げられていたポリフル・コロネル」を使うというのは有効だとは思いましたよ。

ちなみに、ポリフルやコロネルは過敏性腸症候群で受診経験がある人ならば1度は処方されたことがあるぐらい定番のお薬で、私のサイトで取り上げたことがありますけど「単純に便の水分状態を適度に保つだけ」のお薬なので「副作用」や「習慣によって体が慣れてしまう」ことがないお薬となので気軽に服用を始められると思います。
※以前に書いた「ポリフル・コロネルについての記事

・・・ただ、服用経験のある個人的な感想としては「錠剤が大きい(顆粒タイプもありますが・・・)」ことや「服用時に水分を多めに飲まないといけない」ので少し苦しい部分もあることは確かですね。

それにしても、放送内容的には目新しい情報と出会えたかどうかは微妙なところですけど、肛門の閉じるパワーやスピードはとても素晴らしくて感動しましたし、便失禁で病院に相談する際に「排便障害という言葉で自分の症状を説明する」ということはかなり患者さんからすると敷居が低くなるのではないかと思いましたので見た意義は大いにありましたよ。

というわけで、これからもどんどんと私達の体の悩みの解決法を楽しく教えてくれるような番組作りをしてくれると信じて私は「ためしてガッテン」をチェックしていきたいと思います。


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