便失禁について取り上げた「みんなの家庭の医学」を見て。 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

便失禁について取り上げた「みんなの家庭の医学」を見て。

昨日放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」は「尿&便トラブル解消SP」と銘打った放送内容でしたね。
私はたまたまテレビをザッピングしていたときに放送内容を知ったのですが、便トラブルとして「便失禁」が取り上げられていたので自分が番組を見て確認した範囲で紹介したいと思います。

放送内容のまとめ

  • 便失禁は高齢者を中心に多くの人が悩んでいる
  • 大きく分けて「気が付かずに漏れてしまう便失禁」と「トイレまで我慢できずに漏らしてしまう便失禁」の2つがある
  • 排便機能外来」という排便に関して専門的に治療や対策をしてくれる施設がある
  • 便が漏れてしまう原因の多くは「加齢による肛門括約筋が弱ってしまう」こと
  • この筋力の低下と合わせて「軟便や下痢をしやすい生活習慣や食生活」により便失禁が起きやすくなる
  • とある患者さんの便失禁は「数ヶ月に1度ぐらいの頻度で下着に少し付く程度の便漏れ」からはじまり、どんどんと便の量や頻度が増えており、便意を感じないで「気がつかないうち」に便が漏れていた
  • 排便機能外来では「便の状態」や「失禁時の便意の有無」、「粘液の有無」などにより原因を探る
  • 登場していた患者さんは「加齢による内肛門括約筋が弱ったこと」と「軟便」であることが便失禁の原因で、軟便を改善する薬を飲んで対処していた
  • 便失禁は「内肛門括約筋が弱った場合には下痢止めなどのお薬で対策」をして「外肛門括約筋が弱った場合は肛門括約筋を鍛えるという対策」が基本的にはとられる
  • さらには排便を制御している仙骨神経を電気で刺激して排便を正常に戻す治療法も最近は注目されている

番組を見た感想

過敏性腸症候群の下痢型である私からすると「便失禁」という言葉はなかなかショッキングな言葉なので「実際にどのような症状なのか?」といったことや「便失禁の対処法」が気になってテレビをチェックしておりました。

みんなの家庭の医学の感想
登場した便失禁で悩んでいた方はかなりのご高齢で肛門括約筋の機能が低下していることから便失禁を繰り返してしまったようですが、大雑把に言ってしまえば「排便機能外来という排便に関する悩みを専門に取り扱う施設に相談することで原因や対処法が分かって普段の生活を取り戻しつつある」という感じの内容でしたね。

それにしても「内肛門括約筋と外肛門括約筋」のどちらの機能が低下しているのかによって便失禁の治療法が違ってくるというのは興味深く、確かに「自分の意志で動かすことの出来ない内肛門括約筋」は外肛門括約筋のように鍛えてどうにかするという対処法は難しいのでしょうね。
(・・・以前の記事「便が出るまでの時間や排便の仕組み」でも肛門括約筋については少し触れてましたね。)

ちなみに、番組内で排便機能外来のお医者さんと患者さんの会話中に「ロペミン」という言葉が出てきたところは少し引っかかってしまいました。
ということは患者さんに下痢止め薬であるロペミンを処方して便を固くするような治療をされているようですけど・・・これって内科などのいろいろな医療機関を巡っていた「排便機能外来に相談する前の段階」で処方されなかったんでしょうかね?

もちろん排便機能外来ではロペミン以外にも適切な治療がされているのでしょうけど、個人的な感想としては「軟便気味の便失禁で悩んでいる」ということからロペミンぐらいはすぐに処方してもらえたような気もしますが・・・

とにかく「便失禁」についての分かりやすく紹介していて、原因や症状が分かったのでとても勉強になりました。
また「みんなの家庭の医学」の番組で腸や便に関して取り上げて欲しいですね。


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