通勤・通学に電車を使っている人向けIBS症状(下痢)対策

会社や学校へ行くのに電車を利用されている人は多いですよね。
そこで通勤・通学中での過敏性腸症候群による下痢対策についてご紹介したいと思います。

通勤・通学中の下痢対策

• 電車内での腹痛対策の基本は、「電車に乗る前に自宅でしっかりと排便を済ませること」
• 外出前に排便を済ませることで、単純に体の中にある便を少なくするというだけでなく、心の余裕にも繋がる
• IBS下痢型の人でも、便秘対策として有効な「寝起きのお水」や「朝食」により腸を刺激して朝に便を出しきってしまうというのも手
• 自宅にいる時点でかなりお腹の調子が悪かったり、長距離の移動があり不安を感じる場合には下痢止め薬をあらかじめ飲んでおく
• 下痢止めとしては「ロペミン」をはじめ、副交感神経を抑制して腸の動きを弱める処方薬の「トランコロン」もIBSには有効
• 駅のトイレの場所を把握するのはもちろん、電車は各駅停車を利用して短時間でトイレに行ける状況を作っておく
• 出社時間ギリギリではなく、通勤時間に余裕を持つことで「トイレに行っても会社に間に合う」ようにする
• 電車内では音楽を聴いたり、携帯をいじくったりして「自分のお腹に意識を向けない」
• 腹痛が起きたら締め付けていもの(ベルトなど)を緩め、深く息を口から吐いて深呼吸をして心をリラックスさせる
• 簡単に携帯できて、水なしで飲める「チュアブル錠やシート状の下痢止め(ストッパやトメダイン)」をお守りとして持っておく
• とにかく電車移動に苦手意識を持たずに、「こんな対策をしたから大丈夫」とか「少し我慢すればすぐに電車から降りてトイレに行ける」というような考え方を持つことが大切

電車移動での下痢対策についてもう少し解説

過敏性腸症候群下痢型の人にとって「トイレに行けない状態」や「人がたくさん居る状況」というのは症状が出やすいので注意が必要ですよね。

私も長期間IBSの下痢症状で悩んでいるので気持ちは痛いほどよく分かりますし、実のところ私が過敏性腸症候群のキッカケとなった「最初の腹痛」は電車の中でしたよ。

なので私も電車移動は大のニガテなんですが、電車を使わないで生活をするというのはなかなか難しいことなのでいくつか対策法を挙げてみました。

いろいろと挙げましたが、要は「自分が安心できる状況を作る」ということに尽きるのではないでしょうか。

なので外出前の朝の過ごし方もとっても大切で、早寝早起きを心がけて朝に時間の余裕を持って排便を済ませておけば、全く便を出していない状態よりも電車内での安心感は全然違いますよね。

それに早起きすることで満員電車になるような通勤・通学ラッシュと重ならないように早めに家を出ることができ、それによって人混みによるストレスや遅刻への焦りなどもなくなるので安心ですよ。

そして電車内では「できるだけお腹のことを気にしない」ということが一番なのですが・・・これはIBSの人ならば「それができるならやってるよ！」というようなことですね・・・
なので「お腹のことを気にしないと思うこと自体」がお腹へのストレスになるので、「何かしていたら時間が過ぎていた」という過ごし方が良いのではないかと思います。

その方法はスマホでゲームしていても良いですし、本を読んだり、資格の勉強のためにひたすら暗記するなんてことでも、とにかく自分が熱中できることを見つけて電車内で過ごして気がついたら目的の駅についていたというのが理想ですよね。

ちなみに下痢止めに関しては、通勤・通学での電車移動の腹痛対策に飲んでしまうと「毎日服用する」ことになるのであまりオススメはしません。
症状がよほど強く出てしまう場面ならばしょうがありませんが、できるだけお薬なしの対策をまずはしておきましょうね。

個人的には「フィルム状のトメダイン」や「ストッパ」を持っておくだけでも過敏性腸症候群の人には意外と効果的なので飲む飲まないは別として必ずに携帯しておくのが良いですよ。



とにかく過敏性腸症候群の患者数を考えれば、同じ電車に乗っている人の中にもたくさん腹痛で悩んでいる人が居るわけですし、各駅停車に乗っていれば数分後にはトレイに行けるので、電車移動にニガテ意識のある方でも気軽に利用して成功体験を積み重ねていきましょう。