過敏性腸症候群とも関わりがありそうな「心因性頻尿」 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

過敏性腸症候群とも関わりがありそうな「心因性頻尿」

皆さんの中でも「緊張するとトイレに行きたくなる」ことはよく体験されていると思います。
ですが過敏性腸症候群と同じように「ここで尿意を感じたらどうしよう」という不安から実際に尿意を感じてしまう心因性頻尿があるそうなので取り上げてみました。

「トイレにいけない不安感」から頻尿?


  • 過敏性腸症候群に悩んでいる人は「心因性頻尿」により頻尿でも悩むケースがある
  • 心因性頻尿はトイレに行けないことへの不安感からトイレに行きたくなる「過敏性腸症候群」と似た症状
  • 幼稚園生や小学生などの小さな子供でも発症することがある
  • IBSと同じように、「家でリラックスしている時」や「寝ている時」にはトイレに行きたくならない
  • 膀胱(ぼうこう)炎や前立腺肥大、婦人科系の病気などの他の病気がないことを確認した上で診断がなされる
  • お医者さんでの治療をお考えなら、泌尿器科などではなく心療内科に相談
  • 日常での心因性頻尿対策法としては、「できるだけ尿意を我慢してみる」ことが有効
  • 就寝中にもトイレに行きたくなる「過活動膀胱」とは別物

心因性の頻尿についてもう少し解説


大雑把に言えば、過敏性腸症候群は「ストレスから便意や腹痛・ガスの発生が起こる」病気ですよね。

そしてこれと同じように「ストレスにより頻繁に尿意を感じてしまう」という状態は「心因性頻尿(神経性頻尿)」と呼ばれています。

心因性の頻尿とは
私はIBSの下痢型なので「電車内などのトイレに行けない状態」に置かれた途端にお腹の調子が悪くなってきてしまいますが、心因性頻尿もトイレに行けない状態への不安感から尿意を感じやすくなるクセが体に染み付いてしまっているので、IBSと同じように生活に支障が出てきてしまう人もおられるようですね。

心因性頻尿の対策法としては、IBS下痢型の人の腸が少しの便でも過敏に反応してしまう事と同じように膀胱が過敏に反応していることが原因でもあるので「できるだけ尿意を我慢してみる」というのも頻尿には効果的ですので是非ともお試しください。

とはいえトイレを無理に我慢することで外出先で強い尿意を感じてしまうと、「また尿意を感じてしまった」という不安が症状をさらに悪化させることとなるので、我慢する時にはトイレにいつでも行ける状態の中で行ってみてくださいね。

そして「尿意を感じてから○分間は我慢できた。」という成功体験を作ることによって、イザというときにも自信や安心感に繋がると思いますよ。
(これは過敏性腸症候群下痢型対策としても同じことが言えますよね)

もし心因性頻尿の治療をお医者さんでしてもらいたいと思っている方は、泌尿器科などではなく心療内科の医師に診てもらうことが大切です。

でもカウンセリングによって症状を安定させる治療ならば良いですが、不安を和らげる「抗不安薬」などの処方されたお薬によって頻尿治療するというのは・・・もちろんお医者さんの判断が必要な治療ではありますけど、よほど強い症状でない限りはやらない方が個人的には良いと思いますね。

ちなみに「過活動膀胱」という病名をよく聞くことがあると思いますが、過活動膀胱は「尿がそれほど溜まっていなくても膀胱の筋肉が過剰に収縮してしまい、急にトイレに行きたくなったり、失禁してしまう病気」ですので一応別物ということになります。

過活動膀胱は心因性頻尿のような不安感による尿意も原因のひとつとはいえ「加齢による前立腺肥大など」の体の状態からも発症するので、寝ている時でもトイレにいきたくなってしまうという違いがあるようですよ。


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