ドロドロとした真っ黒な便(タール便)には注意 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

ドロドロとした真っ黒な便(タール便)には注意

タール便」という言葉にあまり馴染みがない人もおられるかもしませんが、気を付けたほうがよい体からのサインなので「タール便について」取り上げてみたいと思います。

タール便とは?


  • コールタールのようなドロッとした黒い便のことを「タール便」という
  • 便が黒くなるのは「血液が胃酸や消化酵素の影響で黒く変色してしまう」ことが原因
  • 血液が胃酸により黒く変色するということは「胃よりも上部で出血が起きている」ケースが比較的多い
  • 胃より下にある「小腸」や「大腸の始まり部分」などからの出血でも腸に中に長く停滞しているとタール便が出てしまうケースもある
  • 便が黒くなるにはそれなりの出血(60ml以上)をしているということになるので注意が必要
  • 疑われる病気としては「胃潰瘍・胃がん・十二指腸潰瘍・食道がん」などがあるが、「鼻血を飲んでしまった」という場合でもタール便は出てしまう
  • 「貧血対策の鉄が配合されたサプリ」や「海藻やイカスミ、海苔などの黒色の食べ物」による影響でも便は黒くなる
  • 食べ物の影響でないのに黒くてドロドロの便が続く場合はお早めに診察してもらうことが大切

タール便についてもう少し解説


自分が出した便を観察するということは抵抗感などもあって、習慣的にされている人は少ないですよね。

とはいえ便の状態は健康状態のバロメーターとも言えますし、ましてや黒くてドロドロした「タール便」はかなりの注意が必要なシグナルになっています。

タール便には注意
このタール便が出てしまう原因として考えられるのが「出血」となっていて、血液が黒く変色するには消化液と混ざったり、長い時間体の中にある必要があるので胃よりも上の部位での出血がまず疑われるようですね。

さらに便の色や状態を変えるぐらいの出血はかなりのものなので、できるだけお早めに検査を受けるので一番の解決法となっています。

ドロドロで粘り気がない単なる「色が黒い便」ということであるのならば「便秘で腸に便が長く留まっているときの悪玉菌の影響便が黒くなる」とか「サプリや食べ物の影響」ともいえますが、タール状になっているとなるとやはり一度は検査をしましょうね。

その際には自分の「便の状態、タール便が出だした時期、薬の服用歴、体の症状の変化」などを事前にチェックしておいてお医者さんに正しく伝えられるようにされると良いですよ。

検査に関しては便潜血検査や胃カメラ、大腸内視鏡検査などが行われるようなので、このような検査をされたことがない人はお医者さんに行くことを躊躇してしまうかもしれませんが、体に異常が見つかったとしても「原因が分かって治療が進められる」ということになりますし、「異常がなければひと安心」ですのでとにかく検査は大切だと個人的には感じています。

・・・このような内容だと、なんだか危険を煽るような記事となってしまいましたね。
とはいえ毎日過敏性腸症候群によって下痢を繰り返している私が言うのもなんですけど、体からのシグナルは悪い方を想定して対処や検査をしたほうが結果的には良いので皆さんも頭の片隅にでもタール便のことを置いておき、毎日の便の状態に気を配ってみてくださいね。


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