リラックスのし過ぎも良くない どうにかしたい!「お腹のトラブル」

リラックスのし過ぎも良くない

過敏性腸症候群の人は「できるだけリラックスした生活をおくる」ことが症状緩和には大切ですよね。
とはいえ、リラックスして自律神経のバランスを整えるのは良いのですが、リラックスしすぎてしまうのも問題があるようなので記事をまとめてみました。

自律神経はバランスが大切


  • 自律神経には、「活動する時やストレスを受けて活発になる交感神経」と「リラックスしている時に活発になる副交感神経」がある
  • 交感神経優位の場合は胃腸の消化活動が弱まり、副交感神経が優位の時には活動が活発になってしっかりと消化をしてくれる
  • この自律神経によって管理されているのは胃腸の働きだけでなく、体の免疫力に関わっている「白血球にも影響がある
  • 「白血球」は「単球・顆粒球・リンパ球」で構成されていて、自律神経によってそのバランスが変わってしまう
  • 交感神経が優位になると白血球の中で「顆粒球」が多くなり、顆粒球が胃や腸を刺激して胃が痛む症状がでる
  • 逆に副交感神経が優位になって「リンパ球」が多くなると、免疫力が高まりウィルスやガンに対抗してくれる
  • いいことずくめのリンパ球だが、元々人が持っていない免疫に対して体に「抗体」を作るので、「花粉症、食物アレルギー、アトピーの原因」にもなってしまう
  • その他にも副交感神経が優位になりすぎると気分の落ち込みが続いて気力が無くなり、「うつ症状」にまで進んでしまうケースもある
  • IBSの人ならば副交感神経を優位にして「腸の健康」と「免疫力を高める」ことは大切だが、生活にメリハリを付けて過度にリラックスした状態を続けないようにする

もう少し解説


過敏性腸症候群を一言で言えば、「自律神経の乱れによって腸が痙攣して下痢や便秘をしてしまう」ということですよね。

ですので「自律神経のバランス」がとっても大切なので「ストレスの受け過ぎ」も「リラックスのし過ぎ」もよくないということになります。

確かにIBSでお悩みの方は、私を含めてストレスを受けやすい体質の人が多いと思うので「リラックスをする」ことは重要で、消化活動のサポートをしてくれる副交感神経が優位になる「ゆっくりとした食事やお風呂、適度な運動」は積極的に生活に取り入れていくべきです。

リラックスのしすぎ
とはいえ一日中何もせずにのんびりと過ごしたり、食事の量や回数が多い(※食事という行為は食べ物を消化するために副交感神経が優位になる)と、リンパ球による免疫の影響で「花粉症・アレルギー症状」の原因となるから注意が必要ですよ。

それにしても、こういった副交感神経を優位にすることで免疫力をアップしても上に挙げたような症状が出てしまうとなると、「結局どうすればいいの?」という感じになってしまいがちですが、あくまでも「過度なリラックス状態は体にとって必ずしも良くない」ということなので「活動と休息」のメリハリがある規則正しい生活を心がけましょうね。

副交感神経は「自分がリラックス状態になれる行動をする」ということだけでなく、「ストレスを受けない環境に居続ける」場合にも優位になっていきますので、嫌なことをトコトン避けて生活をしていくよりは、時にはストレスに飛び込んでみるというのも大切なのかもしれませんよ。


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