下痢や便秘から考えられる病気 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

下痢や便秘から考えられる病気

下痢や便秘が続くと「なにか重大な病気が隠れているのかも?」なんて不安を感じてしまいますよね。
ですので便通異常によってどんな病気の可能性があるのかについてご紹介したいと思います。

便通異常で疑われる病気


  • 突然の「血や粘液が付いた下痢便」は、大腸がんや大腸ポリープ、大腸炎、十二指腸潰瘍などの可能性がある
  • 突然の「お水のような便(水様便)」は、食中毒や食品アレルギー、細菌による下痢
  • 習慣的な「お水のような便、軟便」は、過敏性腸症候群、乳糖不耐症、パセドウ病など
  • 習慣的な「血の混じった下痢便」は、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸がんなど
  • 便秘に関しては、過敏性腸症候群や糖尿病、大腸ポリープ、大腸がん、子宮筋腫、抗うつ薬の副作用などがあるが、生活習慣による便秘がとても多い

もう少し解説


便の状態から疑われる病名について取り上げみましたが・・・この病名の羅列を見て「私はこの病気で下痢(便秘)してたんだ!」なんていう判断ができる人はまず居ませんよね?

便通異常と病気
ですのであくまでも「こんな病気がお腹のトラブルの原因になるんだ」というぐらいの目安程度にご確認いただければ良いのですが、やはり病気だけでなく毎日の生活習慣によって下痢や便秘は起こりえるので「下痢が続くから重大な病気かもしれない・・・」などの心配は過度にしないほうが良いと思いますよ。

とはいえ通常の下痢便・粘液便や習慣的な便秘症状とは違う「血便」が続く場合には痔の疑いがあるとはいえ、出血の原因を知るためにもお医者さんに相談することをおすすめします。

ちなみに下痢便は「小腸や大腸での水分吸収が上手くいかない」とか「自律神経のバランスが崩れて大腸の動きが活発になった時」に起こることが多く、腸に潰瘍ができてしまうと便に血が混じり血便として出てくることがあるようですね。

便秘は「食事量が少なくて便の材料が少ない・腹筋が弱くて便を出せない」という理由をはじめ「ストレスの影響による大腸の動きの停滞」、「腸の作りや形(ポリープによって腸が狭くなる)に問題がある場合」、「お薬の副作用」などたくさんの原因が考えられます。

さらに女性の便秘ですと子宮筋腫によって腸が圧迫されて便通に異常が出るケースもあるので、生理の出血が人よりも多いという人は子宮筋腫にも一応ご注意くださいね。

それと「大腸がんで便秘になる」というお話はよく言われていますよね?

とはいえ実際のところ便秘になるケースは意外と多くなく、大腸がんや大腸ポリープでは便が細くなったり、切れ痔を繰り返すことで肛門が狭くなって便が細くなる場合もあるので、自分で便の状態から病名を特定することは本当に難しいんですよね・・・

とにかく習慣的な下痢や便秘は日常生活を改善することから始めて、それでも症状が改善しない場合や症状が重い場合にはお医者さんに診察してもらうようにしましょう。

もちろん便通異常が習慣化している人は日常の対策だけでなく「定期的な検査」が大切ですし、突然便の状態が変わったり出血し始めたらすぐにでも診察を受けられてくださいね。


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