お腹に溜まったガスの対策用処方薬:「ガスコン」 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

お腹に溜まったガスの対策用処方薬:「ガスコン」

過敏性腸症候群のガス型の悩みといえば「ガスが溜まることでのお腹のハリ」や「オナラが漏れてしまう」などがありますよね。
そこでガス対策のお薬としてよく処方される「ガスコン」についてご紹介したいと思います。


ガスコンの特徴

  • お腹がガスで張っている人向けの処方薬
  • IBSガス型の人には定番のお薬
  • 主成分「ジメチコン」により、胃や腸に溜まったガスの泡を消すことで体の外に出しやすくしてくれるお薬
  • ガスを出しやすくするお薬なので「オナラが増えてしまう」人も居る
  • ガスコン以外にも同じ主成分の処方薬として「ガスオール」「ガスサール」「ガステール」「ナイスタール」がある
  • ガスコンのラインナップは…「錠剤(40mg,80mg)」、粉末の「ガスコン散」、液体の「ガスコンドロップ内用液」
  • 服用の目安は、錠剤ならば食後や食間に「1日3回、1錠ずつ」(1日に120~240mg)
  • 副作用としては「軟便・下痢・腹痛・吐き気・頭痛」などがあるが、それほど強い副作用のないお薬
  • 市販のお薬である「ガスピタン」にもジメチコンが配合されている


ガスコンについてもう少し解説

ガスコン」は過敏性腸症候群の症状をお持ちの人ならば、下痢止めの処方薬である「ロペミン」と同じぐらい認知度は高いお薬なんじゃないでしょうか。

ちなみにガスコンによってお腹の中のガスが「どこかに消えてなくなる」ということではなく、「ガスがお腹に溜まるのを防ぐお薬」ですので「ガスの排出=オナラ」の量は増えてしまうケースがあるので一応ご注意くださいね。

ですが、「オナラが増える」といってもガスコンは腸の動きを早めたりするお薬ではないので、そこまで劇的にオナラの回数や量が増えるというわけではありませんよ。

ガスコン
ですのでガスコンによって「外出前に自宅のトイレでしっかりとガスを出しておける」ぐらい上手に体内のガスをコントロールできれば外出中のオナラの回数が減りますし、お腹のハリを軽減することができるので、ガスが多く発生しやすい人にはとっても有効なお薬なのではないかと思います。

市販薬で「ガスピタン」という商品がありますが、こちらも成分(ジメチコン)は同じで体内のガスに作用してくれる上に乳酸菌なども入っているので、ガスコンの働きに興味があるのならばまずはガスピタンを使ってみるというのも良いかもしれませんね。
※ガスピタンについての記事→ガス対策用の市販薬:「ガスピタン」



とはいえガスコンにしてもガスピタンにしても、お薬はあくまで不快症状を緩和させてくれるだけ(・・・それがとっても大切なんですけどね・・・)のものなので、ガス自体の発生を抑えるような生活習慣を心がけることが大切ですよ。

ガスはIBSのような自律神経のバランスの乱れで腸の中に溜まりやすくなっているだけでなく、食事や普段の生活で無意識に自分で飲み込んでしまう「呑気(どんき)症」も大きな要因のひとつですので、よく噛んで食事をしたり「歯の噛み締めを防ぐ」ことでもガスの発生は減らすことができます。
※関連記事→「オナラの正体とガスが発生しやすい食べ物

それに炭酸飲料を飲むこともガスを発生させる原因なのでご注意くださいね。

というわけで皆さんもできるだけガスを発生させないような心のケアや食生活を実践した上で、ガスコンを利用してお腹のガスによる不快症状に上手く対処していきましょう。

個人的にはガスコンの服用と合わせて、夜寝る前や排便時にお腹を「の」の字にマッサージすることでガスをしっかりと出しきるように心がけると日中の不快感には対処しやすいのではないかと思います。


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