キシリトールガムで下痢をしてしまうのはナゼ? どうにかしたい!「お腹のトラブル」

キシリトールガムで下痢をしてしまうのはナゼ?

虫歯予防などでガムやタブレットなどいろいろな商品に入っている「キシリトール」ですが、商品パッケージを見ると「大量に食べるとお腹壊しますよ」という注意書きがされてますよね?
その注意書きのとおり、キシリトールの入ったガムを食べて下痢になる方は多いようなので、「キシリトールと下痢」についてご紹介したいと思います。

キシリトールと下痢に関係性

  • キシリトールとはトウモロコシの芯やジャガイモ、白樺などを原料とした「糖アルコール類」の甘味料
  • 虫歯対策の甘味料として人気だが、体内に吸収されにくい特徴がある
  • キシリトールは体に吸収されにくいのでそのまま水分を蓄えながら大腸まで到達し、大腸での分解される時に水分をはき出すので下痢になってしまう
  • 大量摂取によって下痢だけでなく、ガスがたまる原因にもなる
  • 摂取を続けていくうちに体が慣れて下痢やお腹の張りが治まることも多い
  • 下痢になる作用を利用して便秘対策をするのはあまりよい方法ではない
  • キシリトールで下痢になる具体的な量は30グラム程度と言われているが、体質により少しの量でも下痢になる方がいる
  • 他の糖アルコール類(エリスリトールマルチトールソルビトールなど)でも同じような影響を体に与えてしまう
  • 重度の下痢になるような量を摂取するには相当数のガムを噛まないといけない
  • どうしてもキシリトールが体質的に合わないのなら、下痢症状を引き起こしにくいステビアなどの甘味料でカロリー調整

もう少し解説

果物や野菜などにも含まれている甘味料「キシリトール」といえば、虫歯ケア用のガムには必ず含まれてますよね。

私もキシリトール入りのガムを毎日のように噛んでいますが、しっかりとガムの商品パッケージに注意書きがされているように、下痢との関係がハッキリしているので食べ過ぎによって下痢になるケースは多いようですよ。

とはいえ私自身はキシリトールでひどい下痢になってしまうという自覚はあまりなく(いつも他の理由で下痢をしているからですが・・・)、虫歯予防やお口のスッキリ感のためにこれからもガムを噛んでいきたいと思っています。

ちなみに体質でキシリトールが合わないという人はムリに食べる必要はもちろんありませんけど、下痢を引き起こすキシリトールの量を食べようと思うと私が買っている市販のキシリトールガムだと1日に60個以上食べないといけないという計算になるので、過度に気にする必要はないんじゃないかと感じていますね。

キシリトールで下痢
そしてキシリトールが下痢を引き起こすメカニズムは上にも書いたとおり、水分を蓄える性質のあるキシリトールが大腸で分解されるときに水分やガスが放出されることで下痢お腹の張りという症状が出てしまいます。

ここで便秘でお悩みの方からすると「キシリトールで下痢になるなら便秘解消に使ってみたい」というアイデアが頭をよぎってしまいそうですが、下剤と同じように体が慣れてしまって効果がだんだんと薄くなってしまうからあまりよい方法とはいえません。

でも体がキシリトールに慣れるということは、今現在キシリトールによって下痢をしてしまっていて「下痢やガスが溜まるのはイヤ・・・でもキシリトールのガムが食べたい!」という人でも少量からだんだんと増やしていくという方法をとれば下痢に悩まずにガムを食べられる様になるかもしれないので試す価値はあると思いますよ。

キシリトールだけでなく他の甘味料もいろいろな副作用が巷で騒がれてますけど、個人的には通常の食べ方をしていれば特に問題なくカロリーコントロールや血糖値の上昇対策、虫歯予防などができるので「積極的」・・・とまではいかなくても「適度」に摂り入れていくことは良いことだと感じています。


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