心療内科で処方されるお薬の種類

心療内科や精神科というものは通ったことがない人にはなかなか馴染みがなく、処方されるお薬に関してもわかりにくいですよね。
そこで心療内科で処方されるお薬をいくつかご紹介したいと思います。

心療内科で処方されるお薬

• 「デパス・ソラナックス・セルシン・レキソタン」などの抗不安薬(不安や緊張を和らげるお薬)
• 「ルボックス・パキシル・トレドミン」などの抗うつ薬(うつ状態の改善などパニック障害にも用いられるお薬)
• 「グランダキシン」などの自律神経調整薬
• 「ドグマチール」などの抗精神病薬
• 「マイスリー・ベンザリン・ドラール」などの睡眠薬
• 薬には短時間で効果を発揮してすぐに効果が薄れる薬から長時間とどまって作用するお薬がある
• お医者さんの指導により服用量の調節をすることが大切、自分の判断で中止したり服用量を変えたりするのはよくない

もう少しお薬について解説

上に挙げたものは心療内科や精神科でお医者さんに症状を伝えた上で処方されるお薬ですので、細かな成分などはあまり知る必要はないと思います。

でも大体の名前やお薬の種類ぐらいは知っておくとお医者さんと話すときも、お薬を飲むときも役立つので紹介をしてみました。

ちなみに少しだけ説明しますと・・・

「抗不安薬」とはその名の通り不安や緊張を和らげてくれる様なお薬で、服用を始めてから比較的早めにその効果を発揮するようですね。
副作用としてボーっとしたり、ふらついたりするので運転前などの服用はしてはいけませんよ。
ちなみに私が心療内科に通っていた時には抗不安薬である「レキソタン」と漢方を処方されていました。

「抗うつ薬」は「うつ気分」の対策に用いらるセロトニンに作用するお薬で、効果が出るまで多少時間(1～2週間)がかかるお薬となっています。
動悸や口の渇きなどの副作用があるようですね。

そして「自律神経調整薬」は文字通り自律神経を整えるお薬で、副作用は少なめの処方薬となっています。

・・・ということで心に作用する過敏性腸症候群の症状対策処方薬としてはこの3種類からだいたい処方されるのではないかと思います。

このようなお薬は飲んだことがないという人からすると抵抗感があると思いますが、過敏性腸症候群の症状が強く長期間に渡っていて精神的な不安定さやパニック症状が起きている方ならば心療内科などのお医者さんにご相談されてみてはいかがでしょうか。

整腸剤よりはもちろん、下痢止め・便秘薬などから比べてもかなり服用に関してデリケートなお薬なので「量や期間は必ず医師の指導を守って」服用してくださいね。

もし薬を飲んでいて副作用が強くツライということであるなら素直に医師に相談をすれば処方薬の種類を変えたり量を調節されるので、まずはお医者さんを信頼して診察を受けられることが大切だと思います。