便の状態を整える処方薬:「ポリフル・コロネル」 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

便の状態を整える処方薬:「ポリフル・コロネル」

過敏性腸症候群の下痢型でも便秘型でも効果を発揮してくれる処方薬「ポリフル」・「コロネル」のご紹介です。

ポリフル・コロネルの特徴


  • ポリカルボフィルカルシウムが主成分のお薬
  • 主成分のポリ…は「保水性」と「吸水性」があるので、便の水分量が正常になって適度な状態へと整えてくれる
  • 便の水分量を整えるだけのお薬なので下痢型でも便秘型のIBSの方でも使用できる
  • もちろん下痢と便秘を繰り返す人でも薬を切り替えることなく服用できる
  • 副作用は少ないが、お腹の膨満感が起こることがある
  • ポリフル・コロネルともに錠剤と顆粒状の2つのタイプがある
  • 錠剤はとにかく大きいので飲むのが大変

ポリフル・コロネルについての解説


ポリフルコロネルという名前で処方され、主成分「ポリカルボフィルカルシウム」によって便の形を正常化させるのが特徴の処方薬となっています。

こちらのお薬は、例えば下痢止めのように腸の動きを止めてしまうということではなく、単純に下痢ならばポリカルボフィルカルシウムの成分がしっかりと吸水をして下痢状の便をしっかりと形が整うようにサポートしてくれるIBS対策としては定番のお薬なんですよね。

もちろん便秘の場合では水分を吸収した状態のまま固い便になりにくく適度に水分が含まれた排便のしやすい状態を保ってくれるので、なんとも原始的(?)なお薬なのではないでしょうか。

腸や脳に作用するのではなく「便の水分量を整える」という単純な仕組みのお薬なので体が下痢止めや下剤に慣れてしまうということもなく、個人的には過敏性腸症候群と診断されるとかなりの確率で処方されるお薬ですので、それだけ多くの人の症状改善に役立っているということだと思います。

それに「便の状態に関わらず正常化してくれる」というのはこちらのお薬の大きなメリットで、IBS特有の下痢と便秘を繰り返す症状がある方でも症状ごとに薬を変えることがないので気持ち的にはかなり楽ですよね。

とはいえ良いことばかりではなく、錠剤の場合には「1~2錠を1日3回、食後にたっぷりの水と服用する」のですが、これが・・・とにかくツライです

ポリフルとコロネル
私も昔にコロネルを服用されたことがありましたが、薬局で薬を受け取ったときに束になったコロネルのボリューム感に驚いたものです。

多分「横幅が1粒2センチぐらい(ちょっと大げさです)」ですので毎食後に飲むのは慣れないうちは苦行でしかありませんでしたね。

しかもその大きさや薬の特性から水をけっこうたくさん飲まないとならないので、IBS下痢型の私は継続した服用は諦めてしまいました。

ちなみに効果は・・・ひどい下痢型だと完全に通常の便の状態になるというのは難しいかなぁ・・・という感じでしたね。

それにお腹の中で水分を吸収するので「お腹の張り」という副作用を感じる方もいらっしゃるので、錠剤の場合の飲みにくさや副作用も頭の片隅に覚えておいてください。

でもどんなタイプの過敏性腸症候群でも症状の緩和には役立ってくれるお薬なので自分に合うかどうか一度は試してみる価値はあると思いますよ。


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