「自分は過敏性腸症候群だ!」と疑う前に、まずは食生活を振り返ってみましょう。
「過敏性腸症候群」という病名や症状がそれなりに有名になってきたことから、下痢や便秘が続いてしまうとスグに「自分はIBSなんじゃないか?」と判断してしまう人は多いと思います。
ですが、普段の何気ない食生活がお腹のトラブルを引き起こしてしまっていることがあるので、それらのことについて取り上げてみました。
私はハッキリと「過敏性腸症候群により下痢をしてしまう」という原因が現在では分かっている状態ですが、「IBSでお腹を壊しやすいのかと思ったらお酒の飲み過ぎだった…」なんて方もおられるようなのでお酒を毎日飲まれているは要注意ですよ。
毎日お酒を飲んでいれば・・・当たり前ですが、毎日のようにアルコールが腸を刺激したり水分吸収を邪魔したりしてしまうのでどうしても慢性的に下痢症状が続いてしまいますので、「毎日下痢が続くから自分はきっとIBSだ!」と断定するのではなくお酒を飲まない日をしっかりと作ってある程度の期間様子を見ることが大切だと思います。
ちなみに私の場合はあまりお酒を飲む習慣がなくて、たまに飲むと翌日はIBS症状との相乗効果でかなりツライことになりますね。
なので飲むときには「翌日にできるだけ予定のない日」とか「朝早くない日」などを考えて飲む量を調節しています。
とにかくアルコール自体は下痢の原因となるとはいえ、強い便秘症の人からすると「お酒を飲んでも変わらず便秘をする」という人もおられるので、そういった人はアルコールの利尿作用によって流れ出やすい「マグネシウム」を含んだ食品を積極的に食べるようにしましょうね。
マグネシウムは大腸の水分を吸い取って便を柔らかくしてくれる効果があって、「塩類下剤」という分類の下剤に入っている成分ですので「腸の動きを刺激するような刺激性下剤」のような即効性はないにしろ優しく腸に作用してくれますよ。
・・・もちろんお酒を飲まない人でも便秘でお悩みならば「納豆とか豆腐・海藻類」などはしっかりと食べておきましょうね。
そしてお酒以外にも「食品アレルギー」によって下痢になってしまうことがあります。
これは食品アレルギーで皮膚が痒くなったり蕁麻疹(じんましん)が出てしまうのと同じように腸にも炎症が起きて下痢が起こってしまうので注意が必要です。
そして、なんとなく食品アレルギーの場合には「食事後に下痢だけでなく皮膚の状態の変化とか吐き気なども同時に起こりやすいのでお酒よりも判断はしやすそう」だと思われがちですが、食べてからアレルギー症状がでるまで数日かかるなんていう食品アレルギーもあるので気になる人は病院で血液検査をされるのをオススメします。
というわけで、過敏性腸症候群というのは「便通異常が起こりえる色々な原因の可能性を除外していった上で診断される病気」ですので、すぐにストレスなどのせいで下痢をすると判断せずに一度自分の生活を振り返ってみることが大切ですよ。
ですが、普段の何気ない食生活がお腹のトラブルを引き起こしてしまっていることがあるので、それらのことについて取り上げてみました。
食生活・飲酒習慣と便通異常
- 脂分が多い食事(揚げ物やお肉、バターなど)は消化不良を起こしやすくお腹のトラブルに直結してしまう
- お肉などによって悪玉菌が増えて腸内環境が悪化してしまうことも下痢や便秘の原因
- 食生活だけでなく、飲酒によって毎日のように下痢をしてしまう人もとても多い
- その理由として、基本的にビールやチューハイをはじめとしたお酒は「冷やして飲む」ことが多いのでお腹を壊しやすい
- おつまみとしてついつい食べてしまう「脂っこいもの」も下痢を引き起こす要素のひとつ
- さらにアルコールは腸を刺激するだけでなく、大腸の役目である「便の水分吸収」を妨害するので下痢になってしまう
- お酒を毎日飲んでいる人は休肝日を作って「飲んだ日と飲まない日の翌日の便の状態」をしっかりと確認して「自分がアルコールで下痢をしやすいのかどうか」をチェックすることが大切
- お酒だけでなく、牛乳に含まれる乳糖により下痢をしてしまう「乳糖不耐症」や「食品アレルギー(卵・乳製品・甲殻類などで多い)」も下痢の原因としては考えられる
- ただ、逆に「お酒を飲んでも便秘をしてしまう」人も居るようで、その際には「便を柔らかくしてくれるマグネシウムがアルコールの利尿作用で流れでてしまう」のを補うためにマグネシウムを含んだ食品をお酒と同時に摂取すると良い
- マグネシウムが含まれる食品としては・・・海藻や魚介類、大豆、そして「にがり」を使用した豆腐やその関連製品(油揚げなど)
- 下痢にしろ便秘にしろ毎日のように起こる便通異常は「過敏性腸症候群であるのか? 単なる食生活のせいなのか?」をしっかりと確かめてから対策を行いましょう
もう少し解説
私はハッキリと「過敏性腸症候群により下痢をしてしまう」という原因が現在では分かっている状態ですが、「IBSでお腹を壊しやすいのかと思ったらお酒の飲み過ぎだった…」なんて方もおられるようなのでお酒を毎日飲まれているは要注意ですよ。
毎日お酒を飲んでいれば・・・当たり前ですが、毎日のようにアルコールが腸を刺激したり水分吸収を邪魔したりしてしまうのでどうしても慢性的に下痢症状が続いてしまいますので、「毎日下痢が続くから自分はきっとIBSだ!」と断定するのではなくお酒を飲まない日をしっかりと作ってある程度の期間様子を見ることが大切だと思います。
ちなみに私の場合はあまりお酒を飲む習慣がなくて、たまに飲むと翌日はIBS症状との相乗効果でかなりツライことになりますね。
なので飲むときには「翌日にできるだけ予定のない日」とか「朝早くない日」などを考えて飲む量を調節しています。
とにかくアルコール自体は下痢の原因となるとはいえ、強い便秘症の人からすると「お酒を飲んでも変わらず便秘をする」という人もおられるので、そういった人はアルコールの利尿作用によって流れ出やすい「マグネシウム」を含んだ食品を積極的に食べるようにしましょうね。
マグネシウムは大腸の水分を吸い取って便を柔らかくしてくれる効果があって、「塩類下剤」という分類の下剤に入っている成分ですので「腸の動きを刺激するような刺激性下剤」のような即効性はないにしろ優しく腸に作用してくれますよ。
・・・もちろんお酒を飲まない人でも便秘でお悩みならば「納豆とか豆腐・海藻類」などはしっかりと食べておきましょうね。
そしてお酒以外にも「食品アレルギー」によって下痢になってしまうことがあります。
これは食品アレルギーで皮膚が痒くなったり蕁麻疹(じんましん)が出てしまうのと同じように腸にも炎症が起きて下痢が起こってしまうので注意が必要です。
そして、なんとなく食品アレルギーの場合には「食事後に下痢だけでなく皮膚の状態の変化とか吐き気なども同時に起こりやすいのでお酒よりも判断はしやすそう」だと思われがちですが、食べてからアレルギー症状がでるまで数日かかるなんていう食品アレルギーもあるので気になる人は病院で血液検査をされるのをオススメします。
というわけで、過敏性腸症候群というのは「便通異常が起こりえる色々な原因の可能性を除外していった上で診断される病気」ですので、すぐにストレスなどのせいで下痢をすると判断せずに一度自分の生活を振り返ってみることが大切ですよ。