「過敏性腸症候群は病気なのか?」を考え中 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

「過敏性腸症候群は病気なのか?」を考え中

最近では過敏性腸症候群が「市民権を得てきた」というと少し変な言い方ですが、昔よりも理解が深まっていることは確かなのではないでしょうか?
とはいえ、今でもIBS症状のない人からすると・・・「自分に甘いからそんな症状が出るんだ!」と思っている人もまだまだ居られますよね。
そこで「過敏性腸症候群は病気なのか?」ということを少し考えてみました。

IBSは病気?


  • 過敏性腸症候群は症状にかなり個人差があるので、IBS症状がある人全員をひとくくりにして「病気だから治療をしていく必要がある。」とは言えなそう
  • 下痢でも「1日に2・3回の軟便で済んでしまう人」もいれば、「毎日10回以上もトイレに駆け込んで粘液が出てしまう人」もいる
  • 「毎日のように」とか「特定の場面で決まって」IBS症状があって生活に支障がでてしまうのならば「症状が軽めのIBS」とはいえないので、食生活や市販の症状を抑えるお薬で対処していくだけでなく、お医者さんに相談して「他の病気の可能性があるかどうか?」を確認するべき
  • 「症状が出ることを不安に感じすぎて行動を過度に制限」したり、外出ができないケースは「重めのIBS」
  • 逆に「まれにお腹の調子を崩すことがある」とか「ちょっと軟便気味」、「オナラがたくさん出る日がときどきある」ぐらいならばほとんどの人が経験することなのでそれほど大きな問題とは言えない
  • 「食べ過ぎ・飲み過ぎてお腹の調子が悪い」とか「牛乳を飲んだことによる下痢(乳糖不耐症)」もIBSと勘違いしやすい
  • それほど重くないIBS症状だと、お医者さんでも生活習慣の指導整腸剤の処方ぐらいで済ませてしまうケースが多い
  • 症状が重い人になると、下痢止め・下剤の処方だけでなく、心に作用するようなお薬(抗不安薬や抗うつ剤)が処方されるようになる
  • IBSは症状が重くなると改善させるのが難しいので、とにかく軽い症状の頃から早めに対策をすることが大切

過敏性腸症候群に対して個人的に感じていること


「過敏性腸症候群は病気なのか?」と言われれば・・・症状の大小はあれど、病気であることには間違いがないんですよね。

ですが、実際のところ体に何か悪いものでができてしまって下痢や便秘症状が起こるわけでもなければ、過敏性腸症候群の症状だけが続くことによって命に関わるような症状まで発展することもまずあり得ないので他の「病気」と言われているようなものと比べると少しギモンに感じてしまいますよね。
(もちろん風邪とか花粉症なども命にはかかわりませんが…)

もっと重い体の症状で悩んでおられる人からすると過敏性腸症候群は「贅沢な悩み」なのかもしれませんけど、IBS症状が重くなるにつれてどんどんと生活範囲が狭くなってしまったり「やりたいことができない」という状態になり、そのストレスがさらに症状を悪化させる・・・というサイクルから抜け出せない人も私を含めて多いのではないでしょうか?

ですのでIBSに対して対処をするのならば「症状が軽いうち」からすることが必要であり、「IBS症状への不安を強く意識」してしまったらもう悪循環しか待っていないと個人的には感じているので、「毎日の下痢や便秘、お腹の張り」などに対してその都度早めに対処して「気がついたら症状を忘れ去っていた」というのが理想的なIBSとの関係の断ち切り方だと思っています。



とにかく日本人だけでなく海外でも悩んでいる人がとても多いので、世界的に「IBSは病気」であることは間違いがないとはいえ、「自分は病気だ」と認識して悩み始めると症状改善が遠のいてしまうというのは不思議ですよね。

なので上にも書きましたが、IBS症状によって現在生活に支障が出るぐらい悩んでいる方たちは「日々の下痢・便秘・ガスによるツラさ」をその都度緩和させながら生活することによって成功体験を積み重ねることが重要だと感じています。
こういった成功体験を繰り返しているうちに「症状を意識しなくなる」ぐらいまでいったらIBSは完治・・・となるはずなので、私もそこを目指してこれからもいろいろと試行錯誤していくことになりそうです。


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