IBSと深く関連している自律神経失調症について どうにかしたい!「お腹のトラブル」

IBSと深く関連している自律神経失調症について

「過敏性腸症候群と自律神経」には深い関係がありますが、自律神経のバランスが崩れることによって体が不調になってしまう「自律神経失調症」も知っておきたい問題ですよね?
そこで今回は自律神経失調症について取り上げてみたいと思います。

自律神経失調症とは?


  • 自律神経失調症とは・・・「自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えがうまくいかなくなって体にさまざまな症状がでてしまう」こと
  • 主にストレスが原因で、内臓などに疾患がみられないのに「下痢や便秘、頭痛、肩こり、めまい…」などの体全体の不調が「同時に現れたり、ひとつの症状が順番に現れたり」してしまう
  • 「交感神経と副交感神経の片方だけがが過度に活発に働いてしまうこと」もあれば、「両方が同時に活発になったり、同時に働きが低下してしまう」こともある
  • 交感神経(体が活動状態になる自律神経)だけが活発になると便秘や高血圧、肩こりなど症状が出やすい
  • 副交感神経(リラックスしたときに優位になる自律神経)が活発になると下痢が起こりやすい
  • 「もともと体質的に自律神経のバランスが崩れやすい人」や「性格的に不安を感じやすい人(神経質な人や心配症な人)」、「すでに過敏性腸症候群などの症状が出ている人」、「更年期などでホルモンバランスが崩れてしまっている人」などが発病しやすい
  • 体の疾患などで不調が起こっているわけではないので、体の検査しても問題が見つからないことがある
  • お医者さんに相談をするのならば、耳鼻科や内科などよりは「心療内科」で心と体の両面から診てもらうのが良い

もう少し解説


自律神経」とは、私達が生きる上で必要な活動を行っている神経で・・・「呼吸をしよう!」とか「心臓を動かそう!」と意識しなくてもしっかりとその動作が行われるのは自律神経のおかげなんですよね。

そして自律神経は交感神経と副交感神経が上手いこと切り替わって、「活動しないといけない昼間は交感神経が活発」なり、「ゆっくりと休みたい夜には副交感神経が活発」になることで人間が健康的に生活できるようになっています。

ですのでこの「自律神経の切り替え」が上手いこといかないと、自律神経は全身に張り巡らされているために「全身のいろいろな場所に問題が発生してしまう」ので注意が必要となりますよ。

具体的な症状としては・・・多すぎてキリがないのですが・・・
「下痢や便秘・お腹のハリ」「頭痛・めまい・耳鳴り」「胸が苦しい・喉が詰まった感じがする・呼吸がうまく出来ない」「手足の震え」「不眠」「体がだるくて疲れがとれない」
・・・などがあり、体の症状だけでなく、「過度に緊張や不安を感じる」とか「気持ちが落ち込み意欲がわかない」「イライラしてしまう」という心にも影響してしまうので「なんだかわからないけど不調が続いている」という人は一度心療内科を受診されてみるのも良いと思います。



・・・このように考えると、自律神経失調症と過敏性腸症候群とはとても共通点がある・・・というか「自律神経失調症の症状のひとつとしてIBSがある」といった感じですので、「単に軽い下痢や便秘が続いている」なんてケースでも将来的に症状が悪化する前に早めに対策をとっておくことが大切ですよ。

ただ、その「対策」というのがなかなか難しい部分ではあるとはいえ・・・
自分なりのストレス解消法(運動などの趣味)を実践する」ことや「会社・学校と自宅でのそれぞれの生活にメリハリをつける(仕事を自宅に持ち込まない)」、「緊張する人との接し方や場面での乗り切り方(かわし方)を見つける」のがオススメです。



それと「体の不調について自分の中だけで考え込まない」ことも必要だと個人的には感じていて・・・
心療内科などに行くことにまだ抵抗感がある人でも「家族や友人に悩みを打ち明けてしまう」とか「自分を客観視して、どういった時にどんな症状が出ているのかを知る」なんてことも重要な対策となると思いますので実践されてみてくださいね。


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